事業内容 / Business contents

「KINTARO細胞」の研究開発

「KINTARO細胞」は培養の全自動化を目指します。

50年以上に及ぶロシアの技術実績をベースに、日本の高度な培養技術でそのクオリティを高めた間葉系幹細胞、それが弊社の「KINTARO細胞」です。骨髄由来間葉系幹細胞で、様々な細胞に分化できる能力も持った複能性細胞です。従来の脂肪幹細胞などのように治療を行う本人から採取する自家細胞ではなく、20代の若く健康体のドナーから採取する他家細胞を使用します。日本ではまだ自家細胞が一般的ですが、すでに世界の幹細胞治療の主流は他家細胞へと移行しています。



「KINTARO細胞」は、体内の様々な細胞を修復します。

もともと骨髄の中に存在する間葉系幹細胞はその量自体が極めて少なく、見つけ出すことすら難しいとされていました。「KINTARO細胞」になれるものは骨髄の中にあるすべての幹細胞のうち、10万分の1という非常に希少なものです。これがCD34(-)と呼ばれる骨髄由来間葉系幹細胞で、様々な細胞に分化できる能力を持った複能性幹細胞です。再生が必要な部位(骨や筋、血管、臓器、皮膚…)の修復を行います。骨髄由来間葉系幹細胞で、20代の若く健康なドナーから採取した他家細胞を使い、独自のバイオ技術で培養していく。これが金太郎Cells Powerの「KINTARO細胞」なのです。



出典: Clinical trials.gov 2015

「KINTARO細胞」の培養プロセス

培養には高度なバイオ技術力が必要となります。すでに特許取得済みの幹細胞培養技術を使い、採取した骨髄由来の間葉系幹細胞を独自の培養液の中で培養。その中で、弊社独自の厳格な品質基準を満たしたものだけが、「KINTARO細胞」となります。

特許第6153653号

  1. 登録されているのは厳選された20代の若い健常者のドナーで、厳格なスクリーニングテストを受けます。
  2. ドナーから20mLという少量の骨髄サンプルを採取します。
  3. 間葉系幹細胞を骨髄から分離し、培養液の中で幹細胞の培養を行います (約2週間) 。
  4. 精製された幹細胞を分析し、厳しい品質基準を満たしている場合のみ、「KINTARO細胞」として承認されます。
  5. 「KINTARO細胞」は-196℃で冷凍保存されます。培養後に凍結し、いつでも活性化できる状態にしておきます。
  6. 「KINTARO細胞」は培養し、活性化後48時間は生の状態で75%の生存率を維持。そのため世界中どこでも運べます。